偶然ですね。

この前、駅にいましたよね…。
ちほは、みのるに言った。
『はい』
いつも、同じ電車に乗っていますね。

何だかちほも、みのるが気になるようだ。

偶然ですね…

ちほは、そう言ってみのると別れた。

その後

ちほは、図書館へ勉強に行く。
みのるも図書館へ、そして二人は図書館の一室で向い合わせで座った。
ちほは、電車でよく見かける人が図書館にいることに気づく。
そして、みのるはちほに話しかける。
『偶然ですね、いつも電車で見かける子だね。』ちほは、ちょっとはにかむ
『はい、そうですけれど…』
『気になっていたのだけれど…、君何年生?』
『三年です。』
『そうかぁ、受験生なんだね。どこを受験するの?』
『まだ、決めてません。』
そんな会話が続いて…

二人は図書館の外でお弁当を食べながら話すことになる。

出会いの訳

みのるの前世は今から約千五百年前の平安京の重臣。
そして、ちほはみのるが遣えるお姫様だ。

それが、みのるがちほを気にする理由なのだった。