愛NGさよなら 08

駅には何だか近くで奏でる大道芸人のバイオリンの音が流れていた。
あきおは、玲子のことを考えていた。

駅に電車待ちの人の中に玲子がいないか。
いるわけもない玲子のことを思っていた。

玲子がなぜ
あんなことを急に言い出したのか

あきおにはわからない。

ただあきおには
愛って奴はなくならない。

恋って奴はなくなる。
俺は、玲子のことを愛している。

今もそうだと。
自分の中にある愛を感じること

それしかできない。
今は、それで十分だった。

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