思い出した過去の記憶

あいるの小部屋

こんな日には、それを思い出す。
それは台風が過ぎ去った後のこと。

場所は忘れたが渡り鳥を見つけた。
カワウだったかもしれない。

それは忘れた。
ただ飛べないから。

羽を痛めたようだ。
それを保護した。

鳥は特に野鳥は保護できない。
そのまま自然界の掟に従うのみ。

野鳥を保護しないで。
特に雛とか。

それでも人間の心理として
何とかしたいと思うのは仕方ない。

自然界は生存競争である。
弱肉強食という自然界の掟がある。

さて、保護したは良いが
とにかく獣医に連れて行った。

レントゲンは撮れない。
薬だけもらって帰宅した。

今から思えば、稚拙な救助だ。
わたしが20代の頃だから

それでも保護の甲斐があり
餌を食べるようになった。

もちろんエサは生魚である。
それに獣医からもらった栄養剤(カプセル)を

さかなの口にいれて与えた。
どんどん元気になった。

1週間くらいか。
段ボールが手狭になった。

羽ばたくのでそろそろ限界か。
海岸に行き、解放することにした。

そのときの記憶は曖昧である。
ただ、飛べると思ったが無理でした。

たぶん羽が折れたのだろう。
そのまま海に沈んで逝った。

生きていれば助けたと思うから。
何のために助けたのだろう。

その場面はわたしの想定外である。
中途半端な人生の始まりだ。

いろいろ感じる今日この頃である。
それをしなきゃと思うのである

あのとき感じた後悔を
新しくするときが来たのだ。

過去と他人は変えられないから

未来とじぶんは変えられるから。

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